レーシック
レーシックとはマイクロケラトームとよばれるカンナのような機械で角膜の表面を薄く削りフラップ(ふた状のもの)を作り、めくる。そこにエキシマレーザーを照射し、角膜の一部を蒸散させる。その後、フラップを元の位置に戻し、フラップが自然に接着するまで(約2〜3分)待つ。
角膜中央部が薄くなるため、角膜の曲率が下がり(凹レンズを用いたのと同じ効果)、近視が矯正される。また、検眼のデータをもとにレーザー照射を調節すれば、乱視も矯正できる。
マイクロケラトームの代わりにレーザー(イントラレーザー)によってフラップを形成する術式もある
レーシック手術の認知度
レーシック手術は日本国内ではまだ認知度が低く、浸透していると言い難いが国内でもプロスポーツ選手や有名人、芸能人がレーシック手術体験者となっており、ここ数年で国内ではレーシック手術が行えるクリニックや医院が急増している。手術費用は、自由診療なのでクリニックや医院により幅がある。
健康保険(日本の公的医療保険)はレーシックには使用できず実費診療となるが、生命保険加入者であれば「レーシック手術」により手術給付金が支払われるケースが少なくない。加入条件や内容にもよるので、加入している生命保険に問い合わせると良い(レーシック手術の正式名称である「レーザー角膜屈折矯正手術」を受ける旨を伝える)。ただしレーシック手術の給付請求が増えたため、保険会社各社は保障の対象から外す動きを見せている。対象から外される以前から加入している保険であれば保障対象となるが、これから新たに加入する場合はほとんどが保障されないと思っておいたほうがよい。
イントラレーシック
イントラレーシックと一般的なレーシック手術の違いはフラップ(角膜に作るフタ)の作成方法にある。通常のレーシックはマイクロケラトームという電動カンナのような装置でフラップを作成する。イントラレーシックはアメリカINTRALASE社製イントラレースFSレーザーを用いて、コンピュータ制御によってフラップを精密に作成する。これにより、一段と安全で正確にフラップを作成することが可能である。
通常のレーシックにおいてもマイクロケラトームにより精巧なフラップを作成することは可能とされているが、カンナ部分の往復運動によりフラップの断面が若干でこぼこしたり、ヒンジ(フラップのつなぎ目)の部分が斜めになるため、まれにシワの原因となることがある。
一方、イントラレーシックはコンピュータ制御によりフラップを作成するので、断面もヒンジの部分も非常に綺麗な仕上がりが期待できるといわれている。
さらにイントラレーシックは従来のレーシックにくらべてよりフラップを薄く正確に作成することが可能であるので、その分角膜実質層を削りとれる量が増え、通常のレーシックよりも強度の近視を矯正することが可能となる。
エピレーシック
エピレーシック(EPI-LASIK)とはエピケラトームと呼ばれる器機を使用して約50マイクロメートルの角膜上皮のみの薄い蓋(フラップ)を作成し、エキシマレーザーを照射することによって近視・遠視・乱視を矯正するレーシックの術式の一つである。フラップはやがて剥がれ落ち、新しい角膜上皮が再生する。そのため通常のレーシックと異なり、強い眼の衝撃でもフラップがずれることはない。PRKやラセックなどと同様に表面照射という術式に分類される。他の表面照射の屈折矯正手術と同様にボーマン膜をレーザーで除去し、角膜実質層を削ることで視力を回復する。
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